ジャンボタニシの恐怖。農薬の力。

こんにちは。矢野バラ園です。

今年も米を作っています。

(参照記事:田植え2016 田植え編

無事に田植えを終え、たっぷりの水を引き入れ、元気に育っている苗でしたが…田んぼには恐怖が迫っていました。

 

恐怖の原因は下の写真に写っています。
2016-07-23 ジャンボタニシ2

真ん中に写っている巻き貝、そう「ジャンボタニシ」です。ジャンボタニシは苗の柔らかい組織を食べてしまいます。

2016-07-23 ジャンボタニシ

こちらはジャンボタニシの卵。ピンク色の綺麗な色をしていますが、被害の元凶です。

ジャンボタニシは田植えをした直後の苗の様な柔らかい茎や葉を食べてしまいます。ある程度成長し、組織が固くなったイネは影響を受けにくくなります。

 

周りの田んぼも含め、被害状況はなかなか深刻です。

2016-07-23 ジャンボタニシ4

写真手前は水口です。水口付近の被害がでかいですね。新鮮な水は、ジャンボタニシにとっても重要なのでしょう。
2016-07-23 ジャンボタニシ3

手前の田んぼでは、ところどころ抜ける様に被害がありますね。奥の田んぼは深刻で、半分ほどがやられています。

2016-07-23 ジャンボタニシ5

左奥の田んぼは知り合いの方の田んぼです。田植えをする前の様に見えますが、田植え後です。全滅と言っていいでしょう。

 

このようなことが起こるのは農薬を使わない「有機栽培」を行っているからです。

農産物の生産において、いかに「農薬」が必要であるかわかります。みなさんの食卓に並ぶ見た目が綺麗な野菜たちは、農家の方々が病害虫に苦戦しながら適切な農薬濃度で管理してくれた賜物なのですね。農薬濃度が基準値より高いと出荷できませんし、農薬濃度が低いと病害虫にやられてしまいます。非常に難しいバランスをとりながら、農家さん達は作物を作っています。

確かに農薬は体にいいものではありませんが、日本の残留農薬の基準値は非常に厳しく設定されており、人体への影響はほとんど無いと言われています。調理の前に洗う・さらす・下茹でするなどで、人体に入る農薬をほぼ除去することもできます。

日本の農作物生産において、農薬を使わない「有機栽培」が良くてそれ以外が悪いなんてことはありません。作物生産における農薬の役割を理解して、適切な扱いを行えば、日本ほどおいしい野菜を安く安全に食べられる国は無いでしょう。

野菜を作ってくれている農家さんの苦悩を噛みしめて、今日も美味しい野菜を食べようと思います!

ありがとう、日本の農家さん。

 

炎天下のビニール張替え。熱中症に注意

こんにちは。矢野バラ園です。

九州は梅雨が開けましたね!これから晴れの日が増えてくれるでしょう。

 

九州は、梅雨があけると台風の心配が出てくる時期です。心休まる時期はあまりありませんね(笑)。

事前の対策として、ハウスのビニール張替えを行いました。

2016-07-19 ビニール張替え2

2016-07-19 ビニール張替え1

ホントは、この時期にビニールの張替えはしたくありません!(笑)。

新品のビニールは、太陽光の透過率が良過ぎます。夏野菜など、強い光が好きな植物は問題になりませんが、花き等の鑑賞植物は強い光で葉が焼けたり花の付きが悪くなったりします。

少し劣化したビニールは白くかすみ、調度良い光の透過度なのですが(笑)、破れやすくなっています。台風で劣化したビニールが破れると、甚大な被害が出ますので、定期的なビニールの交換がかかせません。

難しい選択ですが、大きな被害を避けるためにビニールを変えました。強い光はハウス内の遮光カーテンなどで調節して、バラさんを守っていかなければ。

 

炎天下の作業は大変でしたが、予定の作業は終わりました。熱中症にならないよう、気をつけながらの作業です。皆様もお気をつけ下さいね!

暑中見舞い申し上げます。土壌の針治療を行いました。

こんにちは。矢野バラ園です。

暑いですね!夏バテせずに、乗り切っていきましょう!

さてさて、今日は暑中見舞いのご注文を頂きました。

2016-07-13 暑中見舞い

写真のアレンジメントは、暑中見舞いとして県外発送しました!

暑気払いになれば、幸いです。

 

南九州は雨が降り続いてますが、関東は雨が少ないみたいですね。

雨が降っているので、外の作業は出来ません。そんな時は土壌の針治療!ドリルでハウス内の土壌に穴を開けていきます!

2016-07-13 ドリル

土壌に穴を開けると、水と空気の通りがよくなります。

バラさんが根を伸ばすベストの環境を作ることが出来ます!

針治療の詳細は以下のページに纏めてありますので、気になった方はぜひご覧ください!

「土壌の針治療」詳細土壌の針治療