この時期珍しい二重の虹。矢野バラ園の井戸水温度のお話。

こんにちは。矢野バラ園です。

だんだん寒さが厳しくなってきました。都城市は盆地なので、夏は暑くて冬は寒い厳しい土地です(笑)。

バラは、通年で採花するためには比較的温かい環境で育てる必要があります。そのため、できるだけハウス内の温度は下げたくないし、いきなり冷たい水を散布してしまったりするのは避けたいところです。

通常は、冷たい水を溜めておき、常温になったものを散布したりします。しかし、当園はそれほど過敏に管理すること無く散布しています。

理由は簡単で、使っている井戸水が温かいから。具体的にどれくらいの温度なのか、調べてみました。

井戸水を溜めておく水槽の温度を測ると…。

貯水槽に温度計を浸けて、図ってみます。すると…。

20℃です!

なんと20℃です!温かいですね!

この水であれば、すぐにバラさんたちに散布しても問題なさそうです。むしろ、この時期に都城市は10度を切ったりしますので、溜めておくほうが、水温が下がってしまいそうです。

20度はバラさんたちへのストレスも少ない、良い温度だと思います。

二重の虹!その1
二重の虹!その2

水が温かい影響もあるのでしょうか?先週日曜日(12月1日)には二重の虹がでていました。

季節を表す七十二候では、少し時期がずれますが、11月末(11/22~11/26)は虹蔵不見(にじかくれてみえず)という時期です。 曇り空が多くなり、陽射しが弱まり、虹を見ることが少なくなるそんな時期なのに、二重の虹が見れたのはすごく珍しいことだったと思います。

ラッキーなのか、異常気象の現れなのか…。難しいところですが、とりあえずとても綺麗で感動したのは確かです。自然は美しい。