納豆菌米ぬかぼかしの窒素リンカリ比率は?

こんにちは。矢野バラ園です。

当園のサイトには、「納豆菌米ぬかぼかし」のキーワードで検索して見つけてくださる方が多いようです。化学肥料ではなく自然に近い肥料を求められているのかな?

先日も、納豆菌米ぬかぼかしの作り方のページにコメントが有りました。(このコメントへの返信が遅れてすみませんでした。コメントを見逃していました)

コメントで質問されていたのが、窒素リンカリ比です。

正直、正確に測定したことはございません。

しかし、当園の使用状況では、バラさんの反応が良いとわかっているため、使用を続けています。

一応、米ぬかの窒素リンカリ比を調べてみました。

窒素リンカリウム
1.2%0.9%2.1%

引用元:バイオマス成分データベース – 農研機構

上は一般的な米ぬかの窒素リンカリ比率です。この数字は肥料あたりに含まれる窒素リンカリのパーセンテージを示しています。なので、この数字は「含まれている量」です。「植物に供給される量」ではありません。

登園で使用している納豆菌米ぬかぼかしは、納豆菌により「分解」されています。おそらく、通常の米ぬかよりも、分子が小さくなっていると考えられます。

分子の大きさは、植物への吸収効率に直結しますので、納豆菌米ぬかぼかしは、通常の米ぬかよりも植物の栄養になりやすいと考えています。実際、当園では納豆菌米ぬかぼかしの効果を実感しています。

もちろん、どんなところでも効くわけではないと思います。路地だったり、地質であったり、いろいろな要素が植物栽培に影響します。肥料の効き方も変わってくるでしょう。

様々な試行錯誤の結果、最適な栽培法を探っていく。農業の面白いところですね!

発酵中の米ぬかぼかし。
発酵加速中!55度!

今日もウチの納豆菌は働き者です!バラさんのための肥料をせっせと作ってくれています。頑張れー!

納豆菌米ぬかぼかしの発酵加速中!

こんにちは。矢野バラ園です。

一昨日から昨日にかけて、作成中の納豆菌米ぬかぼかしの発酵が進んでいます。

過去記事リンク1:寒くて米ぬかぼかしの発酵が進みません!

過去記事リンク2:納豆菌米ぬかぼかしの発酵が始まりました!昨年11月定植の株の様子。

そして、今日!どうなったかというと…

午前9時半の納豆菌米ぬかぼかしの温度。42度。

午前9時半ごろの、納豆菌米ぬかぼかしの温度です。昨日に引き続き、高い温度を維持しています。お風呂の湯加減だったら丁度良い加減ですね(笑)。

気温が下がる夜間も、発酵が止まることなく乗り越えたようです。

午後4時半ごろの納豆菌米ぬかぼかしの温度。48度。

今日の午後に更に測定しました。なんと、更に温度が上がって48度です!かなり熱い!すごい勢いで発酵が進んでいるようです!

納豆菌が増え、米ぬかぼかしの大きな分子をガンガン分解しています。良い肥料になっていますよー!

頑張れ納豆菌!

寒くて米ぬかぼかしの発酵が進みません!

こんにちは。矢野バラ園です。

昨日より、新しい米ぬかを使って「納豆菌米ぬかぼかし」を仕込みましたが…どうも、発酵が進んでいないようです。

納豆菌米ぬかぼかしの作り方は、メニューからまたは、リンクからご参照くださいね。リンク:納豆菌米ぬかぼかしの作り方

作成中の納豆菌米ぬかぼかしの温度測定

温度計を指すと、13度です。

気温とほとんど変わりませんね。

発酵促進用湯たんぽ(ペットボトルにお湯入れたもの)を用意。

このままでは、いつまで経っても発酵が始まらないので、少しお手伝いをしてやります。

発酵を促進するためには、温度を上げてやるのが、簡単かつ確実な方法です。

そこで、湯たんぽ(ペットボトルにお湯入れただけ)を用意します!

湯たんぽ発酵開始!

この湯たんぽを、納豆を混ぜた米ぬかぼかしに埋め込みます。じわじわと温まり、ペットボトルの周りの菌が発酵を始めます。

1度発酵が始まれば、発酵熱がでて、連鎖的に発酵がすすむ予定です。

毛布をかけて、さらに保温。

湯たんぽを仕込んだら、毛布をかけて、しっかり保温してやります。

また、発酵処理に使用する桶を2重にする、なども効果的です。冬場の発酵がなかなか思うように行かない場合は、湯たんぽや2重桶、毛布など試してみてくださいね~!