こんにちは。矢野バラ園です。
先日までの雨が止み、ハウスの水も引いてくれました。もう大変な冠水でしたね。
同じような被害が出た所も多いのではないでしょうか。
さて、そんな水害があった当園のハウスですが、雨が止んだ次の日には平穏を取り戻しています。
理由は暗渠(あんきょ)です。
当園のハウス内は、各ベッドの下(地下60センチメートルほど)に暗渠パイプ(コルゲート管)が埋め込まれています。通常は、余分な水を流して根腐れを防いでくれたり、根圏への酸素供給をしてくれる優れものです。
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また、今回の様な冠水状況では、溜まった水の引きが良くなる効果もあります。今回の冠水時は、この暗渠から水が吹き出ていましたので、地中の水は暗渠内に流れ込んで、低い方から排水されたのだと思われます。
地中に埋まっており、普段は見えない暗渠。しかし、いざとなったら頼りになる凄いシステムです!ご興味が有りましたら、当園にいらっしゃった際にぜひ覗いていってくださいね!
そして、気になることが1つ。
冠水時は、モグラさんの穴から水が吹き出ていました!
モグラさんたちは逃げることができたのでしょうか?
当園のモグラさんは、土を掘って柔らかくしてくれる良いヤツです(バラの齧ったり、ミミズを食べたりもしてるかもしれませんが笑)。同じハウスに生きるものとして、安否が気になります。
無事だといいですね(でもバラの根は食べないでね)。
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