こんにちは。矢野バラ園です。
当園では野バラの台木に園芸用のバラの芽を接ぎ木して栽培します。
芽が活着した苗は鉢上げして栽培します。
まずは、芽が活着した苗の下処理です。
芽を継いだ苗は、こんなに大きくなりました!
もとの野バラの芽が大きく成長しています。じつはこの芽は成長してほしくない「いらない芽」です。
逆に「欲しい芽」はこちら。ハサミの先、赤丸で囲った部分が接ぎ木した芽です。
接ぎ木した芽の成長が一番大事なのです。
接ぎ木した芽の成長を促すために、野バラ台木の芽は剪定してしまいます。
この処理により、根から吸収した養分は接ぎ木した芽に優先的に送られるようになります。
最後は、根を切りそろえて鉢上げ前の処理の完了です。
根が長いと鉢上げする際に余ってしまって作業効率が悪くなります。
少しぐらい根を切ったところで、バラさんの成長は妨げられませんから、問題ありません。
下処理の終わったものは、鉢に植えていきます!
ポットに苗を立てて、根の周りに土を詰めていきます。
苗が倒れないように、しっかり保持できる程度に土は固めます。
今日は500本の苗を鉢上げしました!
鉢上げ後はたっぷりの水をやります。
将来はローズピンクの花を付ける予定です。
元気に育ってね!
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