こんにちは。矢野バラ園です。
先日は高砂の席に飾るお花のご依頼を頂きました。
新郎新婦に目を向けたときに、お花も目に入ります。そのときに、新郎新婦の幸せを表すお手伝いができたらいいなと思います。
そうそう、なぜ「高砂」の席と言うか、ご存知ですか?
ゼクシイさんに由来が載っていました。「能」から来ているようです。以下引用です。
この高砂の由来を調べてみたところ、以前は定番として披露宴で謡われていた能からきていることがわかりました。今からおよそ600年前につくられたそうです。
https://www.wedding-booklet.com/blog/2014/08/06/281/
「高砂やこの浦舟に帆を上げてこの浦舟に帆を上げて月もろともに出潮(いでしお)の波の淡路の島影や遠く鳴尾の沖過ぎてはやすみのえに着きにけりはやすみのえに着きにけり」
「たかさごやー」の出だしの部分はかなり有名なので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
簡単に説明すると、九州、阿蘇の宮の神主が上京途中に播磨の国の高砂の浦に立ち寄った後、摂津の国住吉の浦へ着いたという意味なのですが、実はこの高砂と住吉という二つの場所に名木と言われる松が立っており、それを「相生(あいおい)の松」と言ったそうです。
元は同じ場所に生えた松であり、高砂と住吉の遠くに離れてしまっても、心はずっと同じであることを表しています。永遠性を持つ松と、「あい(愛)(相)」「おい(老)」という言葉から、夫婦が末永く幸せに人生をともに過ごすことを願って謡われてきた能なのです。
高砂に深い意味が込められているのですね。
末永くお幸せに!
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