こんにちは。矢野バラ園です。
当園のサイトには、「納豆菌米ぬかぼかし」のキーワードで検索して見つけてくださる方が多いようです。化学肥料ではなく自然に近い肥料を求められているのかな?
先日も、納豆菌米ぬかぼかしの作り方のページにコメントが有りました。(このコメントへの返信が遅れてすみませんでした。コメントを見逃していました)
コメントで質問されていたのが、窒素リンカリ比です。
正直、正確に測定したことはございません。
しかし、当園の使用状況では、バラさんの反応が良いとわかっているため、使用を続けています。
一応、米ぬかの窒素リンカリ比を調べてみました。
窒素 | リン | カリウム |
1.2% | 0.9% | 2.1% |
引用元:バイオマス成分データベース – 農研機構
上は一般的な米ぬかの窒素リンカリ比率です。この数字は肥料あたりに含まれる窒素リンカリのパーセンテージを示しています。なので、この数字は「含まれている量」です。「植物に供給される量」ではありません。
登園で使用している納豆菌米ぬかぼかしは、納豆菌により「分解」されています。おそらく、通常の米ぬかよりも、分子が小さくなっていると考えられます。
分子の大きさは、植物への吸収効率に直結しますので、納豆菌米ぬかぼかしは、通常の米ぬかよりも植物の栄養になりやすいと考えています。実際、当園では納豆菌米ぬかぼかしの効果を実感しています。
もちろん、どんなところでも効くわけではないと思います。路地だったり、地質であったり、いろいろな要素が植物栽培に影響します。肥料の効き方も変わってくるでしょう。
様々な試行錯誤の結果、最適な栽培法を探っていく。農業の面白いところですね!


今日もウチの納豆菌は働き者です!バラさんのための肥料をせっせと作ってくれています。頑張れー!