こんにちは。矢野バラ園です。
当園で肥料(兼 土壌改良材)として用いている米糠ぼかしには、納豆を用いて一工夫しています。
納豆菌で米糠を発酵させることで、米糠の栄養分の塊を分解し、植物が吸収しやすい効果的な肥料となります。
また、植物だけでなく土壌に住む微生物の栄養分となり、栽培土壌の改良に貢献します。
サイトの「栽培法」メニューに納豆菌米糠ぼかしの詳細な「作り方」と「発酵の様子」を載せています。
興味のある方は、ぜひご覧ください!
ここでは、簡単な作り方と発酵の様子をご紹介します。
米糠ぼかしに水と納豆を混ぜ込みます。
地温計をさし、桶に布をかけて待ちます。
地温計を指しているのは、発酵中の温度の上昇を確認するためです。
納豆菌による発酵は熱を伴い、また発酵熱が高いほど効果的な発酵となります。
ちなみに納豆を混ぜ込んだ直後の米糠は30℃でした。
発酵から12時間で、米糠の温度は40℃に上がっていました。
順調に発酵中です!
発酵から1日も経つと、発酵温度は53℃まで上昇しました!
発酵中は1日に1回酸素を行き渡らせるために撹拌します。
発酵開始から3日目の段階で、57.5℃まで上昇しました!
桶の中は灼熱です!
温度が変わらなくなってきましたので、今ぐらいが発酵のスピードはピークでしょうか。
もうしばらく発酵を続けます。
発酵開始から5日目、温度は58℃です!
まだ温度は上がっているみたいですね!
発酵期間は、夏場で5日〜1週間ほど。冬場だと1週間〜10日かかります。
発酵開始から7日目、納豆菌米ぬかボカシの発酵温度は50℃まで下がってきました。
お味噌のような香りが漂っています。
ここまででの発酵処理で、納豆菌米糠ぼかしはほぼ完成です。
温度が安定してきたら、株間に撒いて使用します。
簡単に作れる納豆菌米糠ぼかしを皆さんも作ってみませんか?
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