第五十七候「金盞香 (きんせんかさく)」 11/17~11/21頃

こんにちは。矢野バラ園です。

冷え込み始めてきましたね。週末には二十四節季も立冬から小雪に変わります。寒いはずです。

七十二候は立冬の末候に変わり、 第五十七候「金盞香(きんせんかさく)」となります。ちなみにここで言うキンセンカとは、キク科のいわゆるキンセンカではなく、ヒガンバナ科(別体系ではユリ科)の「水仙(スイセン)」になります。

白い花びらの真ん中に黄色の冠のような副花冠をもつ姿はご覧になったことがあるのではないでしょうか。この時期は、水仙の花が咲き、芳しい香りを放つ頃ということですね。

水仙の花。鮮やかです。
これはキンセンカ。七十二候「金盞香」のキンセンカはこちらではない。

水仙の開花時期は11月半ばから3月頃。雪の斜面などに、白や黄色などの可憐な花を咲かせることから「雪中花」という別名もあります。

冬の厳しい寒さの中でもすっと立ち上がって咲く姿は、楚々とした美しさがありますが、毒性を持つなど、尖った一面もあります。

そういえば、水仙は「ナルシスト」の語源ってしっていました?

水仙の学名「ナルキッソス」はギリシャ神話から命名されています。 泉に映った自分の姿に恋焦がれ、見続けていたら1本の花になってしまったという少年の名前から名付けられたそうです。

ナルシストと聞くと近寄りがたい印象を持ちそうですが(笑)、水仙の花であれば、もっと近寄って楽しみたいものです。

キンセンカ、水仙ではありませんが、当園でも黄色のお花をご準備しています。

ゴールドラッシュのアップ。鮮やか。
花束のゴールドラッシュもいいですよ!

写真は黄色のバラ「ゴールドラッシュ」です。鮮やかな黄色です!

寒くなり、首を縮めて歩きたくなるこの時期ですが、ゴールドラッシュで気分は明るく、心は暖かく過ごしてみてはいかがでしょうか!

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